REPORT

2017.5.11【39 LIVE ADDICT chapter1 THE BEST TOUR】渋谷TSUTAYA O-WEST

UPDATE2017.05.30

3月からスタートして全国を廻り、先日大阪で無事ファイナルを迎えた“39 LIVE ADDICT chapter1 THE BEST TOUR”。今回はそのなかから5月11日(木)、東京・渋谷TSUTAYA O-WESTで行われセミファイナルのライブの模様をレポート。この日はツアーのなかでも、ツアーのセミファイナルと武瑠のバースデーが重なったFC限定の特別な公演となった。

当日は2階席エリアまで解放、WESTの上から下までファンでパンパンに埋め尽くされた状態で、ライブは「MISSING」で口火を切る。

FC限定、SuG充したい人々だけが集まったライブとあって、彼らは序盤から攻めまくる。

「SICK’S」のフリもバッチリ揃えてくるお客さんに向かって「東京、もっとー!」とChiyuが叫ぶと、熱いoiコールが沸き起こり、yujiとmasatoもファンに負けじと勢いよく拳を振り上げる。「火をつけていこうぜ。かかってこーい!」と武瑠が叫んで始まった「HELLYEAH」では曲中に「2階も叫べ!」と武瑠が煽ると、“HELLYEAH!”の大合唱が2階席で炸裂。

ツアーの成果を感じさせる攻め攻めのバンドサウンドが迷いなく放たれ、まだライブが始まって4曲しかやっていないのにフロアはライブ終盤並みのテンションで湧き上がり、場内には息苦しくなるような熱気が充満していった。最初のMCで武瑠は「これまで16本行なってきて、各地で“最高”を更新してきた」とツアーの好調ぶりをファンに報告。そうして「最高の状態となったバンドで迎えたこの日。そして、俺の誕生日。負けんじゃねぇぞ東京!!」とフロアを煽り立てた。

shinpei以外の楽器隊が楽しそうにコーラス参加する甘辛ミックス仕立てのパンクチューン「Darlin’」、「Fast Food Hunters」で楽器隊全員が間奏でそれぞれラテンな盛り上がりを見せたかと思えば、「小悪魔Sparkling」では客席にファンが指で作るハートマークが咲き乱れ、それをステージの後方からずっと眺めていたshinpeiがとびきりの笑顔をのぞかせた。どんなに自由闊達な楽曲が飛び出そうが、それらにしっかりと食らいついて、一緒にノリを作って楽しんでいくSuGのオーディエンスは本当に頼もしい。

次は「個人的に大好きな昔の曲を歌いたいと思います」と武瑠が話して「神様の悪戯」、さらに「桜雨」とバラード2曲を続けざまに披露。ここでは、ブレスを含んだミックスヴォイスで、声量を抑えて歌う武瑠のヴォーカルにさっきまで楽しくはしゃいでいたファンも静かに聴き入る(なかには下を向いて泣いてるファンもいた)。静まり返ったフロアに向かって「楽しんでますか? というか、お前ら“MISSING”のイントロの拍手が下手すぎ! ちゃんとリズム取れ」といって、いきなりファンにダメ出しし出したのはChiyu。続けて、今日、ライブ前の気合い入れのときに武瑠に“誕生日おめでとう”と声をかけたmasatoに向かって「なんで俺らのときはなかったのに武瑠だけやるの? メンバー差別ですか?」とブチ切れ出すと、本日のSuG劇場開幕(笑)。「まあ、今日はちょっと映像を撮ってたから」とmasatoが口を滑らせてしまったものだから「ビジネスか!」(武瑠)、「10年たったらうす汚れた大人になりやがって!」(yuji)、「ブラックまーたん」(shinpei)、「しかもいままで呼んだことないような呼び方で“武さ

—んお誕生日おめでとう”って。そのときだけ声も作ってんねん!」(Chiyu)とみんなに散々攻め立てられた直後、masatoが最後に「えっ‥でも俺、悪いことしたの? これ」という見事なオチをいい放ち、本日のSuG劇場は終了。こんなことをメンバー全員参加の台本無しのフリートークで、テンポよくやってのけるのは彼らぐらいしかいないと思う。トークで大笑いした後、ライブは後半戦へ。

 

SuGが日本武道館をやると決心するために「絶対に必要だった曲」という武瑠の曲紹介で始まったのは「teenAge dream」だった。リリックをオーディエンスの胸に深く刻みつけた後は、「⭐︎ギミギミ⭐︎」で一気にスパーク。パレードなリズムからフロント4人が銃を構えるポーズを決め、一斉にフロアをぶち抜くコミカルなフリにテンションが上がる「Toy Soldier」、ミラーボールがフロアを照らす「mad$hip」でオーディエンスのダンスを誘った後は「輪廻せんちめんたるギャング」で楽器隊が飛ばしまくって、shinpeiのバスドラもドカドカ炸裂。「SCREAM IT LOUDER」でバンドのエキサイティングな演奏と飛び跳ねるオーディエンスがさらなる狂騒を作り出した後は「東京ラストー! セミファイナルにふさわしい景色作れんのか?」と武瑠がフロアを煽り立て、本編ラストを「gr8 story」で締めくくった。

 

アンコールに応え、再びステージに現れたSuG。武瑠が珍しくギターを構えたと思ったら、久々に「Howling Magic」のパフォーマンスが始まった。

その後、武瑠が「個人的な発表があります」といって、この日解禁となったスタイルブック発売のニュースを誰よりも先にファンに伝えた。この本の中で武瑠は自宅も大公開!「そのためにいま猛烈な勢いで部屋の大掃除が始まってます」と話し、大掃除でいらなくなった洋服などを「武瑠初のフリマ」を開催して発売する計画を立てていることを伝えると、ファンは大興奮。

この後は、本ツアー恒例となったメンバーがベスト盤『MIXTAPE』収録曲のエピソードを語るコーナーへ。この日は武瑠がくじをひき、「Howling Magic」についてトークをすることが決定したところで、Chiyuがサプライズで「武さーん、誕生日おめでとう」と大きなイチゴのケーキを台に乗せて、舞台袖から出てきた。「このケーキ、俺の写真!!」と自分の顔写真がデザインされたバースデーケーキを見て、武瑠は大はしゃぎ。「見えない!」と叫ぶファンに「あとで俺のインスタに写真上げとくわ」とyujiがいい「お前やってないやろう!」と即座にChiyuに一喝されていた(笑)。

 

その後は「Howling Magic」のエピソードトークコーナーが始まった。この曲のMVはクリスマスに恵比寿リキッドルームで撮影され、MVを撮影したあと、同場所でクリスマスライブを開催したところ「NHKホールが埋まった後だったにも関わらず、この日のリキッドはソールドしなくて。“クリスマスだし、SuGのファンはどうせ親とチキン食べてんだろ”と大人のスタッフにいわれて悔しかった」と武瑠からは当時の生々しいエピソードが告げられた。また、この曲は武瑠が初めてギターで作った曲で、その頃「SUM41っぽい曲ばかりを弾いてたらできた」という裏話もここでは聞くことができた。

 

「せっかくFC限定で、俺の誕生日でもあるので、この1回のために“ある曲”を持ってきました」。武瑠がそういった後、浮気者の「I狂U」が始まるとフロアは狂喜乱舞。斬新なバンドアレンジで観客を驚かした後は「LOVE SCREAM PARTY」でぶち上がり、最後はやはり「Smells Like Virgin Spirit」。来たるべき日本武道館に向けて「全員の力を合わせて、不可能を可能にしたい。一緒にものすごい景色を作りましょう」と告げた武瑠の言葉をしっかりと胸に刻みつけ、武道館という夢の舞台でこの曲をやろうとそれぞれが心のなかで誓いながら、この曲の大合唱を巻き起こしてライブは終了した。

 

SuGだけでは叶えられない夢の舞台が、いよいよ目の前に近づいてきた。みんなの力を合わせて、SuGの武道館ライブ、絶対に成功させよう----。